外資系社員の一日

 一般的に外資系化学メーカーはオープンな社風で、柔軟な働き方が認められている場合が多いです。同僚や上司の目を気にしながら、だらだらと残業をする必要は一切ありません。働き方は個人にゆだねられており、出社時間や休憩時間なども、フレキシブルです。その反面、社員には自己管理能力が求められます。ここではコロナ前とコロナ期間の、外資系化学メーカー社員の代表的な一日を紹介します。

1. コロナ前のある一日

2. コロナ禍のある一日

 いずれの場合も、長時間満員電車に揺られたり、上司に細かく業務内容や時間を報告したりする必要は一切ありません。日系企業で働いている人から見ると、すべてが怖いほど自由で、文化的な生活を送ることができます。その反面、結果についてはすべてが自己責任です。

 私が最初に驚いたのは、入社翌月に開催されたクリスマスパーティーに参加したときのことでした。会場はいかにも外資系企業っぽくダーツバーで、ワインやカクテルなどを飲んでいたのですが、その時にある同僚(日本人、20代)が、「今日は飲みすぎたので、明日午前中は家でゆっくり寝ます。美容室に行ってから14時くらいに出社します。」と笑いながら上司(日本人、50代)に言っていたのです。上司も普通に笑ってワインを飲んでいました。入社したばかりの私は、横で会話を聞いていて腰が抜けそうになったことを覚えています。当時は決められた時間に出勤することが常識だと思っていたので、強烈なカルチャーショックでした。

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