米系外資と欧州系外資の違い
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外資系企業と一口に言っても、業種、母国籍により文化・働き方・給与水準などは全然違います。ここでは業種を化学メーカーに絞り、日系化学メーカーと比較して大まかにどのような違いがあるのかをご紹介します。
まず外資系化学メーカーは、大きく米系、欧州系に分けることができます。中国、台湾、韓国などアジアにも化学メーカーはありますが、ここでは割愛します。
| 日系化学メーカー | 米系化学メーカー | 欧州系化学メーカー | |
| 企業文化 | 官僚的 年功序列 協調性 チームワーク 人材育成 | オープン 強い成果主義 強い結果主義 強い個人主義 | オープン 成果主義 結果主義 強い個人主義 |
| 労働時間 | 普通～長い | 普通～長い | 短い |
| 給与水準 | 普通 | 普通～高い | 普通 |
| 多様性 | 低い | 高い | 高い |
| 人の入れ替わり | 少ない | 激しい | 激しい |
上記表のとおり、日系化学メーカーと対極にあるのは米系化学メーカーです。徹底した結果主義ゆえプレッシャーもきついですが、給与水準は高い傾向にあります。それに対して欧州系は日系寄りに位置しますので、初めて外資に転職する人には幾分順応しやすい環境と言えます。
また実際は米系、欧州系のなかでも、会社により文化、給与水準に差があります。欧州系のなかでも、米系に近い成果主義、給与水準の化学メーカーもあります。
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